美味しいビールの飲み方

同じ飲むなら、“美味しいビールを”と思うのは、誰しも同じである。このためには、“保存”と“飲む時の心掛け”の両方への心遣いが大切である。

保存

高温の場所に置かない

高温にさらすと、ホップの苦味だけが強調され、うまみや、まろやかさに欠ける味になる。いわゆる、老化現象を起こしてしまう。
これを避けるためには、10℃以下に、保つのがよいとされるが、半年もの間、冷蔵庫に入れておいて良いと言うことではない。

新鮮さは、ビールの命である。



光にさらさない

日光にさらすと、苦味成分(イソフムロン等)が分解され、独特の香りと共に日光臭のするビールになる。
いわゆる、酸化現象を起こしてしまう。ビール瓶の褐色は、これを避けるためのものであり、冷暗所に保管するのが良いとされる。


飲み時の心掛け

飲み頃の温度

ドイツでは、室温よりやや低い温度で飲むが、日本では、冬場12℃前後、夏場は6〜8℃程度と言われている。冬場は、かろうじて“室温よりやや低い温度”に相当するが、夏場の飲み頃温度は室温に比べるとかなり低い。

乾燥気味のドイツの気候に比べ、高温多湿の日本の夏には、一口目の喉越しの美味しさの温度なのである。



グラスの準備

きれいな泡が出来るグラスの準備が大切である。グラスが汚れていると、きれいな泡が出来ないので、グラスを良く洗い、特に脂肪質を取り除く。
また、使用した洗剤も水で丁寧に洗い流し、逆さまにして自然乾燥させたものが良く、布巾などでは拭かないほうがよい。又、出来れば、ビールの温度までグラスを冷やすことが望ましい。



上手な注ぎ方

  1. 上手に泡を立てることが大切である。
  2. 注ぎ終わった時、細かい泡が2〜3割出来るのがベストであり、風味を逃さない注ぎ方になる。泡は、ビールの中の炭酸ガスの逃げるのを防ぎ、表面が空気に触れて酸化するのを防ぐふたの役目を果たしているのである。
  3. グラスはまっすぐに立て、初めゆっくり、次第に勢いよく注ぎ、細かい泡が出来たら、その泡を持ち上げるように静かに注ぐ、と言うのが一般的である。
  4. よくグラスを傾けて、泡の立ちにくいようにするのを見かけるが、一気に飲む時は別にして、短時間でビールの風味を損なうので、グラスを立てたまま注ぐように心がけるべきである。
  5. ビールの注ぎ足しは細かい泡が出来ないので、止めるべきである。泡が消えないように飲み干し、グラスを空にしてから、新たにビールを注ぎ、新鮮な泡を作ることが大切である。
  6. なお、泡の大切さを試してみたい方は、三分の一ほどコップに残った泡のなくなったビールの上に、新しいビールを注ぎ足し、味わって見られるとよい。

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